在宅で暮らし続けるために ―小規模多機能型居宅介護とは―

2017/12/11

 人生においては、何らかの理由で自分の力のみで日常生活を維持することが困難となるときがあります。もし病気が原因で、継続した昼夜の医療行為による治療が必要な場合は病院に入院しなくてはなりません。
 一方、入院の必要はなく、介護が主体となる場合は、状況に応じて何らかの介護施設(介護老人保健施設・特別養護老人ホーム・介護療養型医療施設)や居宅系施設(グループホーム・有料老人ホームなど)、あるいはサービス付高齢者向け住宅といったところでの生活が検討されます。
 さて、高齢の方の人口は今後更に増えていきます。かといって、それに応じた形でこれらの施設をどんどん増やしていくということは現実的に不可能です。したがって、国は何とか自宅での生活を維持し続けることはできないかと模索して来ました。訪問診療・訪問看護・訪問介護・訪問リハビリといったものに力が入れられつつありますが、まだまだ十分ではありません。
 小規模多機能型居宅介護は、そのような中、これまでは自宅での生活維持は非常に難しいと思われていたような状況の場合でも、何とか対応できるように、と工夫された介護サービスです。具体的には、登録した最大29名までの介護サービスを必要とする市民の方に、24時間・365日、訪問サービス(事業所の職員が訪問)・通所サービス(事業所のデイサービスでのリハビリや入浴など)・宿泊サービス(事業所へのショートステイ)の3つを組み合わせて、より自由度の高い介護支援を、原則定額で提供するというものです。
 寒くなってきました。風邪などの感染症にかからないように手洗いなどに気を付けると同時に、自身の免疫力を高めるため、規則正しい生活と栄養摂取に心掛けましょう。

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