喫煙 それは病気です

2008/08/30

診察室での会話で、コレステロールを低下させる薬を内服していた患者さんが、動脈硬化を大変心配していたので、薬も大事だが禁煙することが何よりも大切だとお話したところ、「個人の趣味をとやかく言われる事はない」と怒り出したことがありました。

しかし、たばこによる害は実にたくさんあり、また吸わない周囲の方への健康被害も証明されています。

2003年5月「健康増進法」が施行され、受動喫煙の防止が決められました。
つまり喫煙者の周囲の方がたばこの煙を吸わないようにすることが法律によって決められたのです。

これを受けて、2003年10月には仙台市において学校敷地内禁煙が実施され、児童生徒が少なくとも校内においては、教職員のたばこの煙の害から守られることになりました。

2004年10月には宮城県立高校、また2005年4月からは金上病院においても敷地内禁煙にしました。

今年4月からは角田市でも学校敷地内禁煙となっています。

一方、2005年2月に発効された「WHOたばこ規制枠組み条約」にはたばこの大きな被害から全世界の人々を守るため、たばこの使用中止及びたばこ依存の適切な治療を促進することが書かれました。
日本もこの条約を守っていかなければなりません。

このような流れの中で、ようやく禁煙治療が保険で認められるようになりました。
すなわち喫煙そのものがニコチン依存症という病気なのです。

たばこの害はいろいろながんのみならず、心筋梗塞や脳梗塞、呼吸器疾患をはじめ不妊症、歯周病、骨粗しょう症など多岐にわたり、また、周りでその煙を吸わされた人も同様の病気になり得ます。

皆さん、禁煙しましょう。
愛する人には禁煙を勧めましょう。

自分で難しい方は禁煙治療を受けて、たばこの害から早く脱却してください。
そして未来を担う子どもたちをぜひとも受動喫煙の被害から守り、将来にわたってたばこを吸わないように私たち大人自らが禁煙することが大変大事です。