大腸がんなんかで死んでたまるか!
2008/09/01
日本人が亡くなる原因をご存知でしょうか?
最新のデータが先日公表されましたが、やはり「がん」がダントツで1位です。なかでも、大腸がんは男女ともに年々増加しており、特に女性ではがん死亡のトップ3に入ります。
でも、ご安心下さい。大腸がんは、がんのなかで最も治しやすいものの一つなのです。では、なぜ大腸がんでたくさんの尊い命が奪われてしまうのでしょう?
それは、すでに治らないところまで進んでしまってから初めて、精密検査を受ける方が多いからでしょう。
何とか大腸がんで亡くなる方を減らせないのか!もっと早い時期に大腸がんを見つけて治療すれば治るのに!しかも手術をしないで(おなかを切らず)簡単に。この15年間小生が携わってきたメインテーマです。
大腸がん検診で大便の検査をします。がんからの出血が大便に潜んで(潜血)いるのを見つけるテストです。2日やれば、進んだがんの90%近くはプラスとなります。しかし早期がんを見つけるのは難しい。大腸がんで死なないためには、とにかく積極的に大腸の精密検査(主として内視鏡検査)を受け、早期のうちに見つけることです。
何かおなかの症状(特に血便)のある方はもちろん、症状がなくてもドック的に!!
また、検診などで貧血といわれた場合、大腸の病気が原因で貧血になっていることも、実はとても多いのです。昔と違って今は、大腸内視鏡検査のほとんどは苦痛も無く15分くらいで終わります。希望であればお薬を使って眠っているうちに、何も感じずに終わらせることもできます。そして、早い時期のがんであれば、多くが手術をせずに内視鏡で治療できてしまうのです。
大腸がんなんかにやられてたまるか!です。
まずは思い切って精密検査をぜひ受けてみてください。