インフルエンザ

2015/01/07
今シーズンは例年より早くインフルエンザの流行が始まりました。

インフルエンザ皆さん、インフルエンザワクチンの接種は済まされましたか。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因で起こる病気で、日本では毎年11月下旬から12月上旬に流行が始まり、1~3月にピークを迎えます。発病する前日から発病後3日~7日間くらいは感染力があるといわれています。

通常、一度ウイルスに感染すると人間の身体にはウイルスを排除する働きを持った免疫ができ、次にウイルスが入ってきても発症しにくくなります。しかし、インフルエンザが毎年流行するのはウイルスの亜型が前の年と違ったり、同じであっても微妙に変化したりするためです。発症すると高齢者や乳幼児では肺炎や脳症などの合併症を起こしたり、喘息や心臓病といった慢性の病気が悪化し、重篤な状態に陥る危険があります。

ウイルスは患者の咳やくしゃみなどで飛び散りますので、咳などの症状のある方はマスクを着用しましょう。マスクは不織布マスクを用い、鼻の形に合わせ、あごを包むように顔にフィットさせてください。マスクをつけない時に不意にくしゃみ、咳が出るときは周囲の人たちから顔をそらし、口と鼻をティッシュで覆うなど「咳エチケット」を行いましょう。また、咳が出たとき口を覆った手が汚染され、その手を介してウイルスがドアノブや電気などのスイッチに付着します。これを別の人が触り、その手からまた感染していくのです。従って、手洗いが大変重要な役割を果たします。特に外出後はうがいと、石鹸を使って15秒以上しっかりした手洗いをしましょう。アルコールによる手指消毒も有効です。

手洗い流行や健康被害を抑えるためには、まずインフルエンザワクチンの接種による予防です。空気が乾燥するとのどや鼻の粘膜の防御機能が低下するので室内の換気や加湿に留意しましょう。日頃からバランスのよい食事と十分な休養をとり、体力や抵抗力を高めることも大事です。

寒い季節ですが、皆さん健康に留意され、お元気にお過ごしください。