第25回金上病院公開講座開催報告
令和5年9月30日(土)「第25回金上公開講座」をサービス付き高齢者向け住宅けやきの杜ホールを会場にハイブリット形式で開催しました。行政や地域の皆様や医療施設・介護施設の皆様等多くの方々のご参加をいただき誠にありがとうございました。
はじめに、「令和5年度通所型短期集中予防サービス事業について」と題し、角田市地域括支援センター 保健師 小島 慶也氏と当法人の介護老人保健施設ゆうゆうホーム 総合事業企画室室長・作業療法士 佐藤 義則より、角田市からの委託事業である通所型短期集中予防サービス事業について紹介いたしました。フレイルの予防を目的とし、週1回の運動教室を開催しています。体成分分析装置InBodyにて身体測定し、測定結果に基づいてセラピストが、改善すべき体成分の目標を立て達成に向け指導を行い取り組む様子が報告されました。公開講座終了後は実際に教室で使用している体成分分析装置InBodyで筋肉量の測定を来場者の方々へ体験していただき、好評でした。
特別講演は、当法人副理事長 金上病院 副院長 介護老人保健施設ゆうゆうホーム施設長 安藤 由紀子より、「在宅生活を支援する当法人のトータルな取り組み ~医療・介護と地域をつなぐシームレスケア~」と題し、当法人の医療と介護の取り組みについての講演でした。訪問診療、訪問看護、訪問リハビリを組み合わせることで医療必要度の高い患者さんも在宅にてみていくことが可能となってきています。また、看護小規模多機能型居宅介護金上や定期巡回・随時対応型ヘルパーステーション金上を利用することで介護度の重い、24時間対応の必要な方も在宅生活が可能となりえている事例などの報告がありました。第2の自宅とも言える住まい系サービス住宅型有料老人ホームタンポポ、サービス付き高齢者向け住宅けやきの杜、認知症高齢者グループホームむくげなども上手に利用して安心して過ごせるように多職種が連携しチームとして取り組んでいます。
自宅での生活が難しくなってきた方でも、これからの在宅サービスを活用することで医療と介護のシームレスな提供が可能となっています。
来場の方からは「金上仁友会が角田にあってよかった」などの感想をいただきました。
住み慣れた地域で誰もが自分らしい生活を続けることができることを目指す地域包括ケアシステムの深化・推進のため今後とも金上グループのみならず行政や地域の医療機関や介護事業所の皆様、地域の皆様と力を合わせてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いします。