当院では平成26年3月より、16列マルチスライスCTを導入しています。16列マルチスライスとは1回のスキャンで16枚の画像を得ることが出来るCT装置です。
呼吸を止める時間が更に短くなり検査時間の短縮に繋がり、体動に強く、更に細かい病変の発見に威力を発揮しております。頭部をはじめ、胸部、腹部、その他全身の検査を行えます。
内臓脂肪測定
当院のCTではメタボリックシンドロームにとってもっとも重要な内臓脂肪を測定することが出来ます。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満をベースに高血糖・高血圧・高脂血症のなかで2項目以上を合併した状態を指し、動脈硬化性疾患を起こす原因と言われています。動脈硬化性疾患は、狭心症・心筋梗塞・脳卒中などを指し、処置が遅れると命の危険にさらされることになります。それを予防するためにもお腹が出てきたな、と思ったら内臓脂肪の測定をお勧めします。
下図のように内臓脂肪と皮下脂肪が色分けされ、見やすいように結果が出ます。検査を受けられた方にはプリントアウトをしてお渡しいたします。