動脈硬化の検査
動脈硬化とは?
動脈血管壁にコレステール等の脂質が沈着し、血管の細胞が増殖したりして、血管が弾力を失い、硬化するとともに内径が狭くなる(狭窄)状態です。
- 喫煙
- 糖尿病
- 高血圧症
- 脂質異常症(高脂血症)
- 肥満、運動不足
このような危険因子を多く持つ方は、動脈硬化がより起こりやすいと言われています。
動脈硬化が進むと
- 脳 ・・・脳梗塞、脳出血等
- 心臓 ・・・狭心症、心筋梗塞等
- 全身 ・・・閉塞性動脈硬化症等
動脈硬化は痛くもかゆくもなく病気が進んで、大きな病気になるまで気付きにくいので、早期発見がなによりも大切です。
頸部血管エコー
脳へつながる首の血管内(総頚動脈、椎骨動脈)に、つまりや狭窄がないかを視覚的にとらえる事が出来ます。 頸部血管の状態を把握することは、脳だけでなく、全身の動脈硬化の程度を評価することであり、早期に適切な治療を受けるためにもぜひ受けて頂きたい検査です。
検査方法
ベッドに仰向けで横になり首にゼリーをつけて検査します。5~10分程度で終わり痛みはありません。
脈波検査
動脈の詰まりや硬さを数値で表し、動脈硬化の程度を調べる検査です。
検査方法
脈波検査両腕、両足の血圧と脈波を測ります。 ベッドに横になり、両腕・両足に血圧計を巻き、胸に心音マイクをつけ、手首に心電図電極をつけます。 5分程度で、検査は終了します。