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ピロリ菌について

ピロリ菌ってなんですか?

正式名称をヘリコバクター・ピロリといい胃の粘膜に生息しているらせん状の形(ヘリコ)をした細菌(バクター)で胃の幽門部(ピロリ)に好んで住みつくためこの名が付けられました。ピロリ菌はウレアーゼという酵素を持ち胃の中の尿素という物質からアンモニア(アルカリ性)を作り出しこのアンモニアが胃酸(酸性)を中和するので強酸性の中でも生きられるのです。


ピロリ菌はどんな病気を起こすのですか?

日本人の場合2人に1人が感染しており特に40歳以上では70~80%以上の方が感染しています。 ほとんどの感染者は症状もなく健康に暮していますが、胃に炎症を起こすことが確認され、胃・十二指腸潰瘍の発生、さらに再発や治りにくさにピロリ菌が関係していることがわかっています。


ピロリ菌を調べるのにどんな検査があるのですか?

内視鏡を使う方法には迅速ウレアーゼ試験・鏡検法・培養法があり内視鏡による採取した胃の組織を用います。
内視鏡を使わない方法には抗体測定(採血)尿素呼気試験(呼気)その他の検査として便を調べてピロリ菌感染を判定する方法もあります。


ピロリ菌の検査で陽性と判断されたらどうするのですか?

『除菌療法』を行います。ピロリ菌に感染しているすべての人が除菌療法を受けなければならないわけではありませんが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の人が感染している場合主治医と相談し、除菌療法を行います。


除菌療法でどんなことをするのですか?

ピロリ菌の除菌療法とは2種類の『抗生物質』と『胃酸の分泌を抑える薬』の合計3剤を同時に1日2回7日間服用する治療法です。


除菌療法が終了したらどうするのですか?

終了したあと4週間以上経過してからピロリ菌が除菌できたかどうかもう一度検査する必要があります。
1回目の除菌の不成功の場合は別のお薬で再除菌します。除菌療法の成功により潰瘍の再発を約10%まで低減することが知られています『成功率は約80%です』


除菌療法の副作用ってありますか?

出現率は10~30%前後で一番多い副作用は軟便・下痢です。その他に味覚異常・口内炎などがあります。服用を中止すると症状は改善するため腹痛や血便などがなければ原則として服薬を継続します。ただし抗生剤(ペニシリン)を使用しますのでペニシリンアレルギーなどのある方は必ず申し出て下さい。


ピロリ菌の検査や除菌療法についてはご遠慮なく主治医にご相談ください。ご自身の健康を維持させるためにもぜひ定期検査を受けましょう。